VW事件、不正が伏せられ予定通りBlue Motionが正規輸入されていたら?マツダSKYACTIV-Dが火をつけたディーゼルブームを背景に、絶賛の嵐がプロパガンダに染まった面々によりもたらされたはずだ。その後に発覚したら?対岸の火事どころではなかった。いい加減洗脳に気付こうよ!
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
2006年まで「我々にはディーゼルがある」欧州の盟主ドイツ勢は息巻いた。ハイブリッドを念頭に置いたあからさまなトヨタ包囲網、対日攻勢。だが翌年2月ECが120g/kmのCO2排出規制法案提出を発表するとジュネーブの沈黙に続きIAAフランクフルトにHEV、EVが雨後の筍の如く出現
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
鮮やかな手の平返しに目を見張らされたが、2年後のIAAにBMWがビジョン・エフィシェントダイナミクスを発表し6年後にはi8を販売に漕ぎ着けた。ゼロ開発にドイツ自動車産業の底力を見る思いがしたが、これはACEAを介したスーパークレジット狙い。量産しないでポイントを稼ぐ奥の手だった
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
2015年120g/km(タイヤ空調代替燃料で10g/km削減)、2020~21年95g/kmのCO2規制が固まると電動化は不可避。ACEA欧州自工会の中枢ドイツは腹を括ったが、すでにトヨタ/ホンダのハイブリッドには10年以上の先行を許している。一計を案じて考案されたのがPHEV
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
第66回IAAフランクフルトでもジャーマンスリーを中心に一斉にPHEVを次期戦略モデルとして出展。すでに日本にもメルセデスベンツS550e、BMW.X5 xDrive40e、VWゴルフGTEが投入発表済みだ。この大攻勢を支えているのがECE-R101というCO2排出削減係数である
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
削減係数は、(25km+EV走行距離)÷25という計算式で求められる。25kmは一般的な1日あたりの走行距離という根拠不明瞭な数字だが、バッテリー容量を増やしEV走行距離を伸ばせば高い係数が得られ、ダウンサイズターボで下げたCO2排出量をその係数で割れば2021年の規制も楽に通る
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
たとえば、メルセデスベンツS550eは3ℓV6ツインターボ333ps、CO2排出量150g/kmにEV走行距離29.1kmのPHEVだから(25+29.1)÷25=2.16。この係数で元の排出量を割ると69g/km。合計出力418ps、2330kgの大型サルーンが、プリウスに優るのだ
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
@fushikietsuro EV走行距離33kmと書きながら、計算式は29.1(㎞)。???という感じですが、日本の諸元表には29.1㎞、欧州仕様は同じパワートレインのS500eが33kmとあり混乱しました計算式が合っていると思います。CO2排出量150gは147gかもです。
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
削減係数(Reduction Factor)の根拠はよく分からないが、ドイツのプレミアムセダン勢を有利にする意図ある規定であることは間違いない。IAA会場で新型プリウスの豊島CEにEC-R101ってアンフェアですよね?投げかけると「う~ん、コメントできません」言葉を濁した。
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
既存のコンセプトを守るためになりふり構わぬジャーマンスリー。日本の自動車産業より遥かに輸出依存度が高く、高収益性のプレミアム系に多くを依存している。環境大国ドイツのイメージは作られた虚像で、虎の子のアウトバーン発祥の文化に執着している。魅力的なのは間違いないが時代に逆行は否めない
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
時代はどっちに向かっているのか。アウトバーンとニュルブルクリンクに代表される高速高性能の環境をベースにしたクルマは魅力的に映る。実際に走らせても自由で楽しい。しかしそこで育まれたクルマが日本にフィットするかどうかは話が別。実は世界的にはドイツこそがガラパゴス。残念だけど事実だろう
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
ドイツの素晴らしい走行環境に育まれた凄いクルマを持ってきて、仰ぎ見て溜め息ついてばかりではなくて、自分たちの足元で考えながら自前で面白いクルマを創り出してみたいもの。技術はあるし、使う市場の人々の経験値も深まっている。21世紀もセカンドディケードの真ん中だ。そろそろ変えようよ
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2015, 10月 13
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