IAAフランクフルトショー2015プレスデイの翌日、ニュルプルクリンク北コース(Nurburgling Nordschlehfe)に出掛けた。取材期間中借用していたCIVICtypeRを走らせようと。
今年はこれまでになく雨天続きで、何年か振りに走るニュルも期待薄かな……諦め半分で出掛けたら、雨が上がり「ラッキー!」。平日の北コースはIP(インダストリアルプール)といって内外の自動車メーカー各社が共同で占有することが多い。この日も一般走行は18時からの2時間。1周27ユーロて有料走行が可能となったのだが、IPが終盤に差しかかったところで非情の雨。
まあ、せっかくだからと走ったけれど、コースがうろ覚えな上に走行車両はワンサカの大盛況。typeRのリポートはまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心』http://www.mag2.com/m/0001538851.htmlに書いたのでよかったら講読して下さい。
IPが終るまで名物と言われるギャラリーコーナーで見物。メルセデス、BMW、AUDI、VW、MINI、ポルシェに日本勢のLEXUS、MAZDA……。覆面のプロトタイプから登場間もないニューモデルまで、見ていて飽きないクルマが次から次へとやって来る。
そんな中で、「おっ!」となったのが、2台で編隊を組む赤いRX-8。リアウィンドーに『L(ラーナー)』の文字が見える研修訓練車両ということだが、何で今時RX-8?他でもない、REスポーツ開発のための人材育成と考えるのが自然だろう。
翌日フランクフルト郊外オバーウーゼルのMREで行われたワークショップで施設見学をする中何故か真紅のFD3SとグレーのRX-8が鎮座していて『?』となった。
構内は撮影禁止ということで画像は残っていないが、傍らにいる大男のヨアキム・クンツにこっそり聞くと「スポーツカーにとって音(サウンド)は大事でしょ?そのサンプリングをやってるんだ」彼はMREで製品評価を担当する試乗&調査グループのシニアマネージャー。言外に『REスポーツの開発?やってるよ』と表情で応えてくれた。
2017年はコスモスポーツから数えて50年のREの節目。SKYACTIV TECHNOLOGYの成功を背景にマツダのアイデンティティの象徴的存在ロータリーエンジンを華々しく復活させるというストーリーは、プレミアムを目指すブランド構築には欠かせない通過儀礼ともいえるだろう。
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